メンターとは何か? どれほどの必要性があるのか?

メンターという言葉について、皆さんはどのような印象を受けるだろうか?

ビジネスの世界ではわりと頻繁に耳にする言葉だが、正直な話、「胡散臭いな」「宗教っぽいな」と感じる人もいるのではないかと思う。(かつての私もそうでした)

しかし、メンターという言葉自体は、何も怪しいものではない。一般企業では、メンター制度といって、専任者が新入社員の精神的なサポートなどを行う制度を設けているところも多々ある。名刺自体はごく一般的なものなのだ。

あなたにも、「この人のようになりたい!」と思えたり、さまざまな意思決定を行うアドバイスをもとめたりするような相手が1人や2人はいるのではないだろうか。それもある意味でメンターであるといえる。では、ビジネスにおけるメンターとはどのようなものか。この記事では、それを解説していこうと思う。

メンターとは? その意味や役割について

メンターとは、簡単にいってしまえば師匠のことだ。自分が取り組もうとする分野に精通していて、問題に差し掛かった時に助言をくれたり、問題にぶつかった時に解決策を提示してくれたりするような存在である。

ただ、1つ勘違いしてほしくないのは、メンターはあくまでアドバイザーや心の支えとなる人であって、手取り足取りすべてのことを教えてくれたりする人ではないということだ。
ビジネス初心者の中にはよく、この部分を勘違いしていて、

「次は何をすればいいですか? どうやれば効率がいいですか?」

であるとか、

「本を買うなら○○と△△、どちらがいいですか?」

であるとか、

「○○さんとビジネスを始めようかと考えているのですが、上手くいきますかね?」

などといったように、全ての意思決定をメンターに任せようとする人がいるのだが、これはメンターというものの認識を間違っている。メンターはママやパパではないのだ。

いや、仮にそうだったとしても、成人した人間がすべての意思決定を誰かに任せるのはいかがなものだろうか。

ビジネスは自分で物事を考え、選択していけなければきっとこのような「甘えんぼさんタイプ」の人は、どんなビジネスや投資をやっても成功することができないだろう。

メンターと呼ばれるような人たちは多くの弟子(あなたと同じポジションの人)を抱えている場合が多い。その傾向は、優れたメンターほど強くなる。また、メンター自身が行っているビジネスもある。といったことを考えると、1人1人にそんなに多くの時間は割けないということはあらかじめ理解しておいた方がいいだろう。

メンターの必要性

メンターは手取り足取りすべてのことを教えてくれるわけではない。たとえメンターがいたとしても、やはり物事の大半は自分で考える必要がある。

「なら、メンターなんていらないんじゃ?」と思う人もいるかもしれないが、それは違う。ビジネスを上手くやっていきたいのであれば、メンターの存在は必要不可欠だ。

では、どんな点でメンターの存在が必要不可欠なのかというと、その答えは以下のようなものになる。

  1. 時間を有効に使うことができる
  2. 自分が今いるステージを把握し、正しい方向に進むことができる

1. 時間を有効に使うことができる

人生の時間は限られている。自分が健康的に活動できる時間という意味で考えると、それはさらに短くなる。

私は独学でネットビジネスを学び、なんとか形にすることができたが、まったくゼロの状態から月収7桁(100万のくらい)を達成するまでには5年近い歳月がかかった。

その点、私の友人には、あるメンターの元についてビジネスを学んだことで、たった3ヶ月で月収7桁を達成した人間がいる。彼と私はやっているビジネスもやり方も違うので本来比べるべきではないかもしれないのだが、それでも、これだけまざまざと差を見せつけてしまうと、やるせない気持ちにならずにはいられなかった。

私はすべてを独学で学び、1人で努力した。しかし彼は、どうしても独学で学ばなければいけない部分だけを独学で学び、そうでない部分を全てメンターに教わった。同じメンターの下で学ぶ仲間たちと意見交換しながら効率良く成長し、しまいには、メンターが持っている広い人脈に参加させてもらい、瞬く間にビジネスを大きくしていった。

もちろん、これは1つの稀なケースだ。でもビジネスの世界を覗いてみると、彼のように良いメンターと出会ったことで一気に成功したという人も多い。1人で苦労して全てやった方が後で美談にはなるかもしれないが、人生の時間を考えた上では非常にもったいないことをしていることになる。後から後悔しては遅い。

2. 自分が今いるステージを把握し、正しい方向に進むことができる

どんなビジネスをやる場合でも、最初の稼ぎが出るまでは「このやり方で大丈夫なんだろうか」という不安や疑問がつきまとうことになる。私の場合、初めて挑戦したビジネスはアフィリエイトだったが、最初の収益が出るまでは、「いつになったら収益が出るんだろうか」「そもそもアフィリエイトって本当に稼げるの?」ということをずっと不安に思っていた。

まあ、結果として収益を上げることができ、その不安は解消されたのだが、ずっと疑いを持って臨んでいた期間はなかなか辛かった。不安や疑いがモチベーションを削ぎ、何度も諦めかけた。実際にしばらくサイトの更新を中断した時期もあった。最終的には戻ってきたが。

誰でもそうだと思うが、自分が今どのステージにいるのかわからない状態で物事を進めたり、本当にこの道で合っているのかと疑いを持ちながら取り組んだりするのはめちゃくちゃ辛い。普通は途中でモチベーションが枯れ果てる。だが、モチベーションを維持し続けることができなければビジネスでは成功できない。

そこでメンターの存在が際立ってくる。メンターがいれば、成功というゴールから見て今自分がどの位置にいるかを教えてもらえるし、仮に間違った方向に進んでいた場合、軌道修正をしてもらうことができる。メンターは暗闇を照らす光のようなものだ。普段は引き返してしまうような暗闇でも、明かりがあれば、なんとか進むことができる。

メンターの探し方

さて、ここまでの内容を読んでくれた方なら、なぜメンターが必要かということもわかっていただけたかと思う。

となると次に問題になってくるのは、どうやってメンターを探すかということだが、これにはいくつかの方法がある。代表的なものを見ていこう。

  1. ブログやサイト・SNSを利用する
  2. 書籍を利用する
  3. 紹介してもらう
  4. 出会う
  5. お金を払う

1. インターネットメディアを利用する

ビジネスの世界でメンターと呼ばれるほとんどの人は、自発的に情報発信を行っていることが多い。少しネットでググってみれば、メンターになりうるような人物はいくらでも見つかるだろう。

ただ、選択肢が膨大な数になるため、誰が良くて誰が悪いかを判別するのが難しいという点については、あらかじめ注意しておきたい。

2. 書籍を利用する

自分の存在をPRするための媒体として、書籍(電子書籍)を出版しているビジネスマンも多い。人で選ぼうとせず書店などで気になる本を購入してみて、内容で判断をしてみるというのも有効な方法だ。

3. 紹介してもらう

ビジネスに詳しい知り合いがいるのであれば、その人から良さそうな人を紹介してもらうのもいいかもしれない。

4. 出会う

なんとなく参加したセミナーや交流会で良い出会いをするケースもある。行動を起こせる人間は、そうでない人間に比べてビジネスで成功しやすい。データ収集に走るのもいいが、直感に頼って一歩を踏み出してみるのも時には良い。ビジネスの世界では、人脈を広げなければなかなか良いチャンスには巡り合えない。

5. お金を払う

個別コンサルティングを受けたり、教材を購入したりするのは、メンターと密接になる最も効率の良い方法かもしれない。ただ、優れたメンターほど初期投資額が高くなることと、お金を払ってからでないとその人がどんな人物であるかがわからないという点には注意をしておきたい。

メンターの選び方

メンターは誰でもいいというわけではない。たとえ優れた技術と豊富な知識を持ち合わせた人でも、教えるのが下手だったり、人格的に問題があったりするようであれば、プラマイゼロどころかマイナスで終わる可能性もある。メンター選びは慎重にならなければいけない。

とはいえ、会ったこともない人の良し悪しを判断するのは難しい。書籍やブログなどを読めばある程度は参考になるだろうが、ビジネスマンの中にはライターを雇ってこれらを書かせている人もいる。となると、やっぱり「リアル」を知るには会いに行くしかない、ということになる。セミナーに行ってみたり、コンサルを受けてみたりして、その人の生の声や対面した時の印象を判断材料に入れてみる。まあ、普通に考えてこれがベストだ。

もしくは、LINE@メルマガなど、比較的短い文が送られてくる情報媒体も良い。「いきなり会いに行くのはちょっと」という方にとっても取り入れやすいし、書籍やブログに比べリアルな声が聞ける。登録自体は無料なので、お金を払わなくても情報が得られたりといったメリットもある。いろいろなLINE@、メルマガなどを登録して、それぞれの発信者を精査してみるのもいいだろう。

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